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| 協賛: |
日本物理学会 |
| RCNP |
| 原子核談話会 |
| 高エネルギー研究者会議 |
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更新履歴(最終更新:2005/08/04)
| 2005/08/04 | | 『ダウンロード』に旅費補助の詳細についての書類をアップしました。 |
| 2005/08/04 | | 当日の受付に関する情報を追加しました。 |
| 2005/08/02 | | パンフレット(ver.2)をアップしました。 |
| 2005/08/01 | | パンフレットをアップしました。 |
| 2005/07/20 | | 申し込み受付を終了しました。 |
| 2005/07/11 | | 原子核パートの講義内容の誤りを訂正しました。 |
| 2005/07/08 | | 7/10のサーバー停止は誤報でした。 |
| | 申込ページでの懇親会日程の誤りを訂正しました。 |
| 2005/07/05 | | 申し込み受付を開始しました。 |
| 2005/06/16 | | ホームページ公開 |
| 2005/05/31 | | 仮ホームページ設置 |
受付を下記の通り行います。
| 場所 : |
国立オリンピックセンター センター棟108号室
(センター棟は門を入って階段を上った所にあります。) |
| 時間 : |
8月6日 16:00 〜 |
開校式は18時30分よりセンター棟417号室で行います。
夏の学校および会場の諸注意を中心に短時間で終わって、終わり次第、
三者共通講義に移る予定です。
開校式直前は受付けの混雑が予想されますのでお早めにご来場下さい。
当日参加も受け付けております。
当日参加の方は受付けにて必ず参加費をお支払い下さい。
原子核三者若手夏の学校は毎年8月に全国の素粒子、原子核、高エネルギー物理学を
研究している修士から博士までの大学院生が数百人規模で集まり、
研究者としての素養を養うための研究会である。
この研究会は一般の研究会や学会とは異なり、若手の「教育」を目的としており、
一つの分野だけでなく三者が合同で開催することにより、研究者として
必要な幅広い知識を得ることが可能になる。
また全国から集まることで他大学や他分野の学生との交流を深めることも
重要な目的の一つである。このような大規模な若手の研究会は現在では他には無く、
他大学や他分野の学生との交流を深めるための数少ない機会であり
地域的な事情で日常的に他大学や研究所に出向くことが困難な地方の大学に通う
学生のみならず、全国の若手全体にとっても非常に貴重で意義深い研究会である。
従ってこの夏の学校を通して若手が研究者として成長することは
素粒子、原子核、高エネルギー各分野の発展につながると考えられる。
- 三者共通講義 (準備校: 東工大)
講師:三田一郎 (名古屋大学)
タイトル:『大きなCPの破れの発見』
わずか0.2%のCPの破れが1964年にK中間子の崩壊で発見された。
1980年にB中間子におけるCPの破れは15%以上であることが予言された。
この大きなCPの破れの発見に向かい、我が国と米国の加速器及び実験研究者が競った。
勝利するには既存したルミノシティーの約1000倍で、しかも非対称的な加速器を
建設する必要があった。5年間のマラソン競争の結果、2000年に、大きなCPの破
れがKEK及びSLACで同時に発見された。このCPの破れについて背景、基礎知識、実験
結果、今後の展望を含めて話す。
- 素粒子論パート (準備校: 新潟大)
講義A(弦理論) (講義録: 筑波大)
講師:杉本茂樹 (京都大学基研)
タイトル:『超弦理論におけるD-brane とタキオン場』
長い間、超弦理論にはタキオンがないと考えられていたが、最近、いくつかの
超弦理論はタキオン場を含むより大きな枠組みに拡張されることが分かってきた。
このタキオニックな超弦理論の枠組みはD ブレインなどの超弦理論の非摂動的な構造を
理解する上で大変重要な役割を果たし、さらに、これらの超弦理論に基づく宇宙観にも
変革を迫る可能性がある。今回の講義では、弦理論、D-brane、ソリトンなどに関する
基本的な事柄をおさえつつ、弦理論におけるタキオン場にまつわるいろいろな
面白い現象を解説する予定である。
講義B(現象論) (講義録: 東京都立大)
講師:小林達夫 (京都大学物理学教室)
タイトル:『Superstring Phenomenology』
弦理論は、重力を含む統一理論の有力な候補です。そのような理論からどのよ
うにして素粒子物理学の様々な現象論的性質を導こうとしているのかという試みを
解説します。最近では、D ブレーンの発見、M理論等の発展により、
これまでの弦模型とは異なる様々な新しいタイプの模型を構成する可能性が
調べられています。このような新しいタイプの弦模型と従来から知られていた弦模型の
現象論的性質の類似点、および、相違点を説明します。
その内容には、質量ゼロスペクトラム、ゲージ結合、湯川結合等の結合定数、
超対称性の破れ等を含む予定です。
講義C(場の理論) (講義録: 新潟大)
講師:寺尾治彦 (金沢大学)
タイトル:『くり込み群と有効理論』
主に修士1年生を対象にくり込み群に関する話題を拾って講義する。前半では、
特にウィルソン流のくり込み群を中心にして、摂動的くり込み群との比較、
くり込み可能性、脱結合と有効理論、など基本的な事項について説明する。
後半では、ウィルソン流のくり込み群の非摂動的な解析への応用として、
簡単な臨界現象を扱う。更に素粒子論に現われるトピックとして、
高次元理論のくり込み群、標準理論の問題とTeV 領域における素粒子模型との関係、
についても少し触れる予定。
- 原子核パート (準備校: 新潟大)
講義A
講師:斎藤直人 (京都大学)
タイトル:『核子構造研究とその素粒子原子核物理における役割』
素粒子・原子核物理の発展は、核子構造の研究抜きには語れない。70年代
における漸近自由性の発見をはじめとして、最近ではハドロンコライダーにおける
研究の基礎を与え, また世界初の偏極陽子コライダーの登場、数年のうちに
完成予定のLHCのなど、その重要性はますます高まっているといえる。
この講義では、核子構造研究が如何に精密物理として発展してきたかを概観し、
今後の素粒子・原子核物理における役割を考える。
講義B
講師:萩野浩一 (東北大学)
タイトル:『低エネルギー重イオン反応における量子多体ダイナミックス』
クーロン障壁近傍のエネルギー領域における重イオン反応では、量子トンネル
現象をはじめとして、様々な量子現象が見られる。そこでは、原子核の内部構造が
反応に強く反映し、また逆に、反応を用いて原子核構造を調べることができる。
講義では、このような原子核構造と原子核反応の織り成す相関を、
特に重イオン核融合反応を中心に紹介する。原子核反応論の初歩から始め、
結合チャンネル法の基礎と障壁分布法を議論し、重イオン反応を用いてどのように
原子核構造を決定できるかを紹介する。また、中性子過剰核を用いた融合反応や、
準弾性散乱による障壁分布など最近の話題にも触れる予定である。
講義C
講師:福田光順 (大阪大学)
タイトル:『不安定核ビームの物理』
近年、いろいろな不安定核ビーム生成施設を用いて様々な分野の研究が成果
を上げてきており、世界のいくつかの研究所では、大規模な不安定核ビーム施設の
計画が進展しつつある。この講義では不安定核ビームの基礎から応用までを、
実際の研究施設やそこで行われている研究の最近の状況を取り上げ広く紹介する。
中でも特に、核半径、核モーメントなど、核構造と密接につながる原子核の
基礎物理量を中心とした研究と、超微細相互作用を利用した素粒子物理や物性物理への
応用研究について重点を置いて解説したい。
- 高エネルギーパート (準備校: 東邦大)
講義A
講師:佐々木真人 (東京大学宇宙線研究所)
タイトル:『Ashra による超高エネルギー素粒子天文学の創生』
ガリレオ以来、光や電磁波をプローブに用いた天体観測は、大型化と多波長化
の技術的発展を経て目覚しい進歩を遂げてきた。しかし、素粒子物理の観点からは、
電磁波の発生源は動き回る電子であり、電磁波による天体観測は天体近傍の
電子の動きを通して天体を間接的に知る手法であったと言える。
電磁力以外の基本力である「弱い力」や「強い力」が活躍する
超高エネルギー素粒子現象が宇宙には数多あるに違いないが、
未だ深いベールに包まれている。幸い素粒子の性質は加速器実験によって
精密に分かってきている。
その素粒子の知識を応用し、今まで見たこともない天体や宇宙を見てやろう。
それが、素粒子物理学と天文学の融合による天体の探索――超高エネルギー
素粒子天文学であり、今まさに創生の期を迎えている。
その使命のため設計されたAshra の特徴は、天体を追尾することなく、
全夜天を常時監視できること、蛍光とチェレンコフ光を同時観測できること、
素粒子の到来方向を「1 分角」という高精度で決定できること、
宇宙からの超高エネルギーニュートリノを初めて発見し、
その発生源を特定する十分な感度を有することである。関連する素粒子物理、
宇宙物理、および検出器についてやさしく講義する。
講義B
講師:羽澄昌史(高エネルギー加速器研究機構(KEK))
タイトル:『B ファクトリーとスーパーB ファクトリー』
素粒子のフレーバー構造は、現代の素粒子物理学の最大の謎の一つである。こ
の講義では、クリーンなルミノシティフロンティアとして大成功をおさめている
Bファクトリーが、クォークのフレーバー物理について現在までにどのような知見を
もたらしたのかを、B ファクトリーをよく知らない人に向けて解説する。
特に、小林益川理論がどこまでよくテストされているかについて述べる。
又、世界の高エネルギー物理の将来計画について触れ、標準模型を超える物理を
研究する上で、スーパーB ファクトリーが果たす役割について説明する。
- 学生によるレビュー・トーク等
多数を予定?
素粒子論パート 8/6(土)〜8/11(木)
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-8:45 |
8:45-12:00 |
12:00-13:30 |
13:30-16:45 |
16:45-18:30 |
18:30-22:00 |
22:00- |
| 6日(土) |
移動時間 |
開校式& 三者共通講義 |
|
| 7日(日) |
朝食 |
講義A |
昼食 |
研究会A |
夕食 |
パート総会 |
講師を囲む会A |
| 8日(月) |
講義B |
懇親会 |
講師を囲む会B |
| 9日(火) |
講義B |
三者総会 |
|
|
| 10日(水) |
講義C |
研究会B |
研究会C |
講師を囲む会C |
| 11日(木) |
解散 |
使用する部屋:
セ-101、
セ-417、
レセプションホール
原子核パート 8/6(土)〜8/11(木)
|
-8:45 |
8:45-12:00 |
12:00-13:30 |
13:30-16:45 |
16:45-18:30 |
18:30-22:00 |
| 6日(土) |
移動時間 |
開校式& 三者共通講義 |
| 7日(日) |
朝食 |
講義A |
昼食 |
研究会A |
夕食 |
パート総会 |
| 8日(月) |
研究会B |
懇親会 |
| 9日(火) |
講義B |
三者総会 |
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| 10日(水) |
講義C |
研究会C |
| 11日(木) |
講義C |
解散 |
使用する部屋:
セ-416、
セ-417、
レセプションホール
高エネルギーパート 8/6(土)〜8/10(水)
|
-8:45 |
8:45-12:00 |
12:00-13:30 |
13:30-16:45 |
16:45-18:30 |
18:30-22:00 |
| 6日(土) |
移動時間 |
開校式& 三者共通講義 |
| 7日(日) |
朝食 |
研究会1 |
昼食 |
講義B |
夕食 |
パート総会 |
| 8日(月) |
講義B |
研究会2 |
懇親会 |
| 9日(火) |
研究会3 |
三者総会 |
|
| 10日(水) |
講義A |
講義A |
解散 |
使用する部屋:
セ-403、
セ-417、
レセプションホール
独立行政法人 国立オリンピック記念青少年総合センター
(HomePage)
東京都渋谷区代々木神園町3番1号
TEL:03-3467-7201(代表)
アクセス・交通案内
センター内の駐車場は利用できませんので、車・バイクなどでの
来場はできません。
参加に必要な費用は以下のとおりです。
経費の払い込みは忘れずに行なうようお願い致します。
8日は懇親会があるので、夕食の申し込みはご注意ください。
費用(合計はフル参加の場合)
| 参加費 |
3000円 |
|
| 宿泊費(一泊) |
1150円 |
×5泊 |
| 朝食 |
450円 |
×5食 |
| 昼食 |
540円 |
×5食 |
| 夕食 |
670円 |
×5食 |
| 懇親会 |
3000円 |
×1回 |
- 食事(朝、昼、夕)
- 場所:カフェテリアふじ
予約無しでも、食事は可能
予約のない場合、昼食のみ上記の値段より50円増
弁当等の持込は禁止
- 懇親会:8月8日(月)18:00
- 場所:国際交流棟レセプションホール
食事と飲み物(アルコール類)はこちらで用意します。
Webによる申し込みを行っています。
以下のリンクから、申し込み用のページへお進みください。
申込期間 : 7月5日(火) 〜 7月19日(火)午後5時まで
但し、7月10日は準備校のサーバーが停止するため、
一時的に申し込み受付が停止されます。(11日午前に復旧予定。)
7月10日も問題なく申し込みは行えます。
Web受付申し込みページへ
申し込み受付は終了しました。
費用の振込について
ホームページで申し込まれた方については、自動応答メールで申し込み内容の確認と、
必要な費用が自動的に計算され通知されます。その費用を以下の郵便振替口座に振り込んで下さい。
振り込みは7月22日(金)までに行ってください。
口座番号:00920-8-148281
加入者名:三者若手夏の学校会計係
振替払込用紙は郵便局備え付けのものをご利用下さい。
なお、振込の際には、振替用紙の通信欄に申込の自動応答メールに書かれた
自分のID番号と、大学名・氏名を明記して下さい。(記入例)
夏の学校準備校大阪大学
HP管理:前田
ご質問、ご意見などは
sansha-query@het.phys.sci.osaka-u.ac.jp
まで。
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