スタッフの紹介

教授

[ Yutaka Hosotani ] 細谷 裕

ゲージ理論、重力、宇宙は、昔からの主テーマです。遂にヒッグス粒子がLHCで発見されましたが、その正体は不明です。ヒッグス粒子を高次元空間でゲージ場として統合する細谷機構を、私は30年ほど前に提唱しました。これが今、電弱相互作用で実現されているかもしれないのです。これから5年のLHCの実験で見えるはずです。暗黒物質も鍵です。余剰次元、超対称性から、超弦理論へと進みます。細谷機構を格子ゲージ理論で非摂動的に確立し、新しい素粒子の統一理論への仕組みをもくろんでいます。物性物理はアイディアの宝庫としています。

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[ Tetsuya Onogi ] 大野木 哲也

場の理論の理解と素粒子現象への応用の両方の観点から、ゲージ理論のダイナミクスに興味を持っています。そのために非摂動的側面を調べる有力な手法である格子ゲージ理論の定式化と数値計算への応用の研究を中心に行っています。これまではQCDを中心にカイラル対称性の自発的破れの研究やフレーバー物理への応用を研究してきました。最近は、電弱対称性の動的な破れの機構や超対称性ゲージ理論などQCDを超える新しいゲージ理論の研究に興味を持っています。

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[ Koji Hashimoto ] 橋本 幸士

超弦理論、理論物理学の研究をしています。重力と量子力学が矛盾無く統合される数学的枠組みである弦理論は、様々なゲージ理論に応用できることが分かってきました。理論物理学の広い枠組みで、超弦理論に現れる高次元時空や多次元に広がった物体「ブレーン」がどのように現れるか、に興味を持って研究を進めています。素粒子論だけでなく、宇宙論や原子核ハドロン理論、物性理論、ソリトン物理への応用研究を行っています。

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[ Takahiro Kubota ] 窪田 高弘(全学教育推進機構)

ヒッグス粒子やニュートリノの関与する素粒子反応を、輻射補正という切り口で研究を進めている。最近の研究テーマは、SNOやKamLANDの実験データを解析する際に必要な輻射補正の評価を精密化することである。
超弦理論や超重力理論に関する分野では、ブラックホールの 諸性質、取り分け高階微分項を含む重力理論の場合の ブラックホール・エントロピーや、アトラクター機構の研究を進めている。

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准教授

[ Satoshi Yamaguchi ] 山口 哲

主に弦理論の研究を行っています。弦理論は重力の量子論として有望視されている理論です。完全な量子論としての弦理論はまだ定式化されていませんが、古典的な性質、あるいは摂動論的な性質を通じて、時空の幾何学としての重力の量子論的な新しい側面が見えてきます。特に最近ではAdS/CFT対応やトポロジカル弦理論において発展があり、古典的には連続的である時空が、量子論的にはある意味で離散的になる場合があるということが示唆されるようになってきました。最近は、このような時空の離散化といった現象に特に興味を持っています。

[ Kinya Oda ] 尾田 欣也

素粒子現象論の研究をしています。素粒子の標準模型を超えた新物理、特に余次元模型について多く研究してきました。余次元模型とは、われわれの住んでいる時空のあらゆる点に小さく丸まった余分な空間次元が存在する、というタイプの模型で、有名な超弦理論もそのひとつです。なかでもCERNの大型加速器LHCにおけるブラックホール生成・蒸発の可能性についての理論的研究はそれなりに評価されました。ここ数年はヒッグス粒子の探索を通じて高次元の効果が見えてくる可能性を追求してきました。これから数年は、LHCにおけるヒッグスの物理、大統一理論、そして素粒子的宇宙論(特にインフレーションや暗黒物質)などの絡みから新物理を探っていこうかと思っています。

助教

[ Minoru Tanaka ] 田中 実

素粒子物理の理論的な研究を行っています。素粒子の標準模型を越える 新しい物理を実験家達と協力して実証的に確立することが研究の目的です。 具体的には,クォーク・レプトンのフレーバー物理, ヒッグス粒子の物理等について,超対称模型を中心に研究を行っています。
また, 最近では宇宙ニュートリノ,および初期宇宙でのニュートリノ混合についての 研究も行なっています。

[ Norihiro Iizuka ] 飯塚 則裕

理論物理の研究をしています。興味を持っているのはアインシュタインの夢でもあった「量子重力理論」、および自然界に存在する重力以外の力を統一的に記述する場の理論(ゲージ理論)の理解です。私はこれらを、「弦理論」、特に弦理論で発見された、「ゲージ重力対応」という新しい概念を用いてより深く理解しようと研究を行なっています。量子論的に時空を記述する事、ブラックホールの量子論的理解、物性論、量子情報論に触発された強結合場の理論の様々な現象の理解が当面の研究の目標です。

[ Hidenori Fukaya ] 深谷 英則

量子色力学(QCD)を研究しています。QCDとは、原子核の素であるクォークとグルーオンを記述する理論です。この理論は強い相互作用を持つため、解析することが困難な理論です。しかし、それだけにやりがいのある研究課題でもあります。スーパーコンピュータによる数値シミュレーションや、低エネルギー有効理論、ランダム行列理論などを用いて研究を進めています。

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