私はGoogle 日本語入力を導入している。
パッケージマネージャーと呼ばれるソフト。いろんなものをインストールしたりアンインストールしたりする。 Homebrew — The missing package manager for OS Xに行って、Homebrewを導入。
2023年現在Overleafを使うのが一番楽で安定しているようだ。ただ無料版だと履歴が1日分くらいしか残せないらしい。ローカルならgitで管理すれば、完全に履歴が残せる。それ以外にもオフラインでも使いたいとか、手元にないと何となく不安とかあるので、本格的にTeXを使うならローカルにインストールしておくほうがいい気もする。
以下、ローカルで使いたい人向け。
MacTeX - TeX Wikiを参考にしてインストールや設定をする。 私は最近はhomebrewでインストールしている。以下、homebrewはインストールされているとして、ターミナルで以下のコマンドを打ち込んでいく。
まず、MacTeXのインストール。時間がかかるし、途中でパスワードを求められることもある。
brew install --cask mactex
ここで一旦ターミナルを再起動する必要があるらしい。
アップデート。これも時間がかかる場合がある。
sudo tlmgr update --self --all
デフォルトの紙をA4にする。
sudo tlmgr paper a4
TeXで必要な回数texをかけてくれたり、必要ならbibtexなども自動的にやってくれるツール。設定は一番良く使うであろうものを ~/.latexmkrc に書く。
しかし、この設定ファイルに頼らずにプロジェクトごとに設定ファイルを置くべき。プロジェクトごとの設定ファイルは、プロジェクトのディレクトリ(普通texファイルが置いてあるディレクトリ)にlatexmk
というファイル(最初に.がついてないことに注意)。
以下設定ファイルの例(2023年3月ちょくちょく変えてます)。
日本語でuplatexを使用する場合:
$texoption = ' %O -interaction=nonstopmode -file-line-error -synctex=1 %S';
$latex = 'uplatex'.$texoption;
$pdflatex = 'pdflatex'.$texoption;
$lualatex = 'lualatex'.$texoption;
$biber = 'biber %O --bblencoding=utf8 -u -U --output_safechars %B';
$bibtex = 'pbibtex %O %B';
$makeindex = 'mendex %O -o %D %S';
$dvipdf = 'dvipdfmx %O -o %D %S';
$pdf_mode = 3;
英語でpdflatexを使用する場合
$texoption = ' %O -interaction=nonstopmode -file-line-error -synctex=1 %S';
$latex = 'uplatex'.$texoption;
$pdflatex = 'pdflatex'.$texoption;
$lualatex = 'lualatex'.$texoption;
$biber = 'biber %O --bblencoding=utf8 -u -U --output_safechars %B';
$bibtex = 'pbibtex %O %B';
$makeindex = 'mendex %O -o %D %S';
$dvipdf = 'dvipdfmx %O -o %D %S';
$pdf_mode = 1;
日本語か英語でlualatexを使用する場合
$texoption = ' %O -interaction=nonstopmode -file-line-error -synctex=1 %S';
$latex = 'uplatex'.$texoption;
$pdflatex = 'pdflatex'.$texoption;
$lualatex = 'lualatex'.$texoption;
$biber = 'biber %O --bblencoding=utf8 -u -U --output_safechars %B';
$bibtex = 'pbibtex %O %B';
$makeindex = 'mendex %O -o %D %S';
$dvipdf = 'dvipdfmx %O -o %D %S';
$pdf_mode = 4;
上の3つの例では、$pdfmode だけが異なる。platexの設定は書いてないが、uplatexでもよいならuplatexを使うべき。不幸にしてスタイルファイルを強制されているなどの理由でplatexを使わなければならない場合にはuplatexの設定の中の“upなんとか"を"pなんとか"に書き換えればよいはず。
使い方は、プロジェクトのディレクトリで texファイルが1つしかない場合は
latexmk
と入力することでビルドできる。texファイルがたくさんある場合は
latexmk (ビルドしたいファイル名)
とする。
開発速度が比較的速いので、すぐ情報が古くなることに注意。以下2023年3月現在の情報。
まず、VSCodeをVisual Studio Code - Code Editing. Redefinedからもらってきてインストールする。
そしてパッケージlatex-workshopをインストールする。やり方は、次のとおり。
これで英語でpdflatexなら使えるようになっているはず。cmd+shift+Pでコマンドパレットが開くので、latexと打つと、それ関係のコマンドが出てくる。ショートカットも表示されるので、よく使いそうなものは覚える。
スペルチェックがあると便利。私はLTeXというパッケージを使っている。これは簡単な文法チェックもやってくれるもの。
日本語を使いたい場合、あるいは日本語と英語を両方使いたい場合には、少し設定が必要。歴史的な理由からcmd+option+bでのビルドのデフォルトはlatexmkだけれど強制的にpdflatexでやるものになっている。昔はこれを書きかえなければならなかったが、今はlatexmkrc読んでビルドするレシピlatexmk (latexmkrc)
が元からついているのでこれを使うのが一番安定。次のようにする。
latexmk (latexmkrc)
に書き換える。これで、cmd+option+bでlatexmk(latexmkrc)のレシピでビルドできる。(2023年2月追記:私はTeXShopを使ってないので以下の情報は古いです)
Inkscapeは、ドロー系のお絵かきソフトで論文などに入れる図を書くのに使う。Macでもだいぶ使いやすくなった。Homebrewでinstallできる。
brew install --cask inkscape
数式を貼りたい場合、以下のような方法が可能。
open -a Inkscape
と入力してリターン。そしてInkscapeのメニューのエクステンション>レンダリング>公式(pdflatex)を選ぶとダイアログが出てきてtexの書式で数式が書ける。こちらはペイントと画像処理のソフト。あまり使わないが時々必要なのインストールする。 GIMP - The GNU Image Manipulation Programからもらってきて入れるだけ。
2024年3月追記:ここ数年、utf-8以外の文字コードにはほとんど出会っていないので、もう文字コードを変換する必要は無いのかもしれない。必要になれば、エディタで読み込んで変換してセーブ、というので対応できそう。以下は古い情報。
日本語のファイルの文字コードはすべてutf-8に統一しておくのが便利。 MultiTextConverter を使っている。環境設定でsjisの機種依存文字のところをWindowsにする。でないと\を¥にされてしまう。あと、拡張子にtex, styを追加する。あとはフォルダーごとドラッグ・アンド・ドロップで変換してくれる。